家の話その1 家を買おうかな と思うに至るまで

そろそろ落ち着いてきたので家のことをお話していきます。


コロナ真っ只中の6~7月頃、外出自粛の言葉が飛び交いどこにも行けないので仕方がなく毎週のように週末にサイクリングに行き帰ってきてから近所の日帰り温泉に行き流れるように居酒屋で飲酒して死んだように死ぬ日々を送っていた和尚とその友人(というか同僚)たち。毎週のように同じメンツで飲酒しているので会話も完全にループしていました。アルコールによって破壊された脳は毎週同じ話をしていても気が付かない。

そんなわけで無限に同じ話をし続けているとたまにバグって違う話題が出てくるわけで、その中で友人の口から出てきたのが「最近、両親から『そろそろ賃貸じゃなくて家を買ったほうがいいんじゃないか』って言われてるんだよな」でした。和尚はそれまで終の棲家を作りたくないというか、なにかあったら蒸発しようと思っていたので賃貸でいいやと思っていたのですが、折しも5月に悪質な住宅訪問販売に遭遇した際に賃貸をこのまま死ぬまで続けた場合に発生する費用が悪質に見積もられたことで一度ちゃんと計算し直していたこともあり、たしかに今の家でこれから20年も30年も住むのは微妙だな……という気持ちになりました。あと、かつては和尚も社会に適合して結婚して子供が生まれる可能性があると思っていたので、ある程度の年齢までは住処を固定しないほうがよいので賃貸 という選択でしたが、流石にもうここから何がどうなったとしても結婚して子供が生まれるルートは無いので、賃貸にこだわる必要性が無いというのも要因。
物は試しと居酒屋でSUUMOを開いて適当に検索してみたところ、うん、なんだ、相場が全くわからない。あとマンションがいいのか一戸建てがいいのかもよくわからない。うわーこのくらいの値段なんだーふーんなんかすごいねーこのへんとかいいんじゃないのーいやでもなー場所がなーとかオッサン同士でキャッキャウフフしてその時は終了。

その後も飲みながらそんな話を繰り返すこと数回。確か7月の終わりか8月くらいだったと思います。家買おうかなという気分がなんとなく高まってきたこともあり、ふたりとも割と真剣に物件について考えるようになりました。この頃にインターネットの力でローン計算とかもしてみたんですが、これまたイマイチよくわからない。俺たちは雰囲気で家を買おうとしている……わからない……何もわからない……教えてくれ五飛……ゼロは何も答えてくれない…… という状況になってきたので、ここは一発、ちゃんと知っている人に相談するほうがいいんじゃないか という事に気が付きました。この時点で、友人はマンション(ただし西東京某所とはいえ駅前の新築マンションはアホみたいな値段がするので中古)を考えており、和尚は転勤の可能性がほとんど無い+自転車での通勤にそこそこ慣れてきたということから、駅からぼちぼち離れているけど自転車で通える程度の一戸建て という想定で、なんとなーくエリアとか沿線とか予算感とかを持っている程度です。

そんなこんなで8月の終わり頃、いつものように仕事をサボりながら会社の福利厚生ページを眺めていたところ、ふと目に入ったのが「オンライン住宅相談会」の文字。なるほどこんなご時世だから住宅相談会もオンラインになるわけです。週末にでも最寄りのSUUMOカウンターで相談してみようかなーと思っていたこと+会社が斡旋しているんだから悪質住宅販売業者ではないだろう ということで参加してみました。その結果、

  • 今の給料で銀行が貸してくれそうな金額と、返済予定
  • 住宅購入にかかる諸費用
  • 大体の相場感と、同年代(の同僚諸氏)が購入している金額相場

あたりがわかりました。事前に見込んでいた予算感と大きな差異はなく、それなりの裏付けが取れたので、んじゃーとりあえずこのへんでちゃんと物件のこと調べるかーと思いいくつかの住宅情報サービスに登録して気になった物件をポチポチと登録していたところ、登録から30分で電話してきた頭のおかしい業者がいました。早い、早すぎる。

(次回に続く)