未成熟女児ストの夕べ

  • 「お題:僕の嫌いな即興小説」「必須要素:生理」

第二次性徴という言葉を耳にするのは概ね小学校高学年のことだが、その頃の小学生男児にとって「生理」という言葉はあまり意味を成す物ではない。そのメカニズムについてこそ理解できたとしても、現実の世界でそれがどういう意味を持つものなのかを理解するのは、相手が女児から女子、あるいは女性になったときが初めてだ。
しかし我々未成熟女児ストにとって、生理と言う言葉が持つ意味は非常に重い。なぜなら、我々のような未成熟女児ストは基本的に未成熟さを好む物であるから、生理が来ていないような未成熟女児も当然ながら対象として見据えるからである。未成熟女児ストからすれば生理が来ている時点で既に女性としての成熟が始まっているため、言うなれば賞味期限の近づいた牛乳のようなものであり、徐々に口を付けることに危険を感じ始める段階だし、一歩間違えたら腹を下す毒物でしかない。しかし、生理が始まっているというのは言うなれば徐々に黒くなり始めたバナナであって、頃合いを見計らって口にすれば黒くなっていないバナナよりも非常に甘味溢れるものでもある。未成熟女児ストにとって生理とは一種のバロメーターであり、我々はその存在をある種疎ましく思いつつも、未成熟女児が成熟女子へと変わっていく最後の輝きであることから決して嫌うことも出来ない、ある種の二律背反を覚える時期なのである。我々未成熟女児ストの多くは成熟女子を嫌っているわけではないため、多くの未成熟女児ストは成熟女子であっても問題なく愛でることが出来るいわゆるオールラウンダーではあると思うが、ごく一部の訓練された未成熟女児ストからすれば「生理が来た」ということは即ち彼らにとっては未成熟女児が最後に輝く一瞬の煌めきを知る兆しなのである。ただし、ごくごく少数の本格的な訓練を詰んだ未成熟女児ストにとっては生理が来た瞬間から彼らにとって相手は未成熟女児ではなく成熟女子となり興味の対象ではなくなることから、訓練された彼らは未成熟女児の「匂い」から初潮の訪れを感じることが出来るという噂もある。現代社会の恐怖である。

所で僕は即興小説というものがそもそもあまり好きではありません。終。